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vol.1
北村佳代子さん/ツアーコンダクター
(株)シーエム・ネット
【 PROFILE 】
昭和46年生まれ、新潟市在住
前職は(株)リクルート。横浜支店、新潟支店などの制作・営業を経て退職。高校時代からの夢だった、"一般旅行業務取扱主任者"を6ヶ月で取得。その後、(株)シーエム・ネットに所属し、ツアーコンダクターとして国内・世界各国を飛び回る。仕事やプライベートで訪れた国は40カ国を超える。
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『限られた人生の中、心から納得できる
素晴らしい仕事がしたい』
北村佳代子さん/(株)シーエム・ネット ツアーコンダクター
---具体的にどんなお仕事ですか?
ツアーコンダクターとして、国内・海外を旅行しています。この仕事は"トラブル・シューター"の役割が大きく、例えば、飛行機のことや現地に着いてからの盗難、病気、ケガなどのトラブルが起きた時に、速やかにどう解決するのか、ということです。何事も臨機応変に対応しないと、次がスムーズにいかないんです。
もっと大切なのは、そのトラブルを未然に防ぐこと。そして、旅程管理はもちろん、安全管理もやらなければいけません。また、私自身が初めての訪問する国もありますから、事前に本を何冊も読んで、歴史、美術、音楽、料理のことなど、まるで行ったかのような気持ちになるくらい勉強します。
---現在の仕事に就いたきっかけや経緯、選択の理由は?
リクルート時代は、達成感をもって楽しく仕事ができて、給料も待遇もすべて標準以上によかったんです。年に1〜2回はプライベートで海外旅行に行っていました。でも、リクルートという会社の「与えられたチャンスの中で、自分を活かす方法」を考えて、もう少し人生を大局的にとらえた時「本当にこのままの"楽しさ"で、仕事だけをしていていいのか?」と思うようになりました。実際、時間の制限から、家事も趣味も勉強も、すべて中途半端で心が満たされていない自分に気がついたんです。最終的には、入院をしたことが"引き金"になりましたが、人生の残りの時間を逆算して「本当に自分のやりたい仕事をやってみよう」と、この仕事を選びました。「死ぬまでに、心から納得できる素晴らしい仕事がしたい」と、素直に思ったんです。
---仕事のやりがいや、喜びはどんなところにありますか。
「ありがとう」と言ってもらえることですね。お客さまは、旅行する国のイメージを膨らませてきていますから、その立場に立たなければいけません。安全・安心が大前提の上で、「どうやって感動してもらうのか、そのお手伝いは何か」をよく考えます。感動を最大限に引き出した、プラスαのもっとαの、レベルの高い「ありがとう」を目指しています。
---逆に大変なところ、イヤになったことなんてありませんか?
トラブルがあって当たり前。それを未然に防ぐことも当たり前。英語や歴史などその国のことを知っていて当たり前。24時間体制で待機していなければなりません。基本は体力です。この前は、中1日をおいて、1ヶ月で3回のヨーロッパへの連続添乗。3回目の添乗は急に決まったので、30時間後には、また成田。ハードでしたね。
---仮に人にこの仕事を勧めるとしたら、何についてどんなふうに勧めますか。
この仕事は不定期であり、平均1ヶ月前に決まるので予定が立てられないし、収入も安定していない。時間とお金と体力に自信のある人(?)にお勧めします。花形に見えますけど、なかなか続かない人も多いんです。そして、人の生死を左右する現場にあたることもある。それが冗談じゃない世界。でも、世の中いろんなことがあって、いろんな世界を知っているのは強いですよね。生きていることを実感できますし、死ぬことが当たり前だと、自然に心構えができました。何か起こってしまった時の、心の持ち方などは人生のプラスになります。私はもう恐いものがなくなってしまったようです(笑)
---日常のストレス発散方法は何?
仕事でも行きますが、やっぱり旅行ですね。1人で行ったり、友達の添乗員さんと現地集合、現地解散で会ったり。普段、ツアーでやらないことをやります。例えば、モーニングコールをかけない(笑)あとは、現地で情報をゲットしてから朝にスケジュールを決めたり、レストランで2〜3時間もゆっくり食事をしたり。日本なら、自宅の1Fにある「トプカピ」でマッサージですね。ここのスタッフは、明るくいきいき働いていて、話をしていると気持ちいいんですよ!
---座右の銘あるいは好きな言葉
リクルートの社是"自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ"、これが大好きなんです。人生の限られた時間の中で、興味や関心を持って進んでいく。自分が納得するように、完璧じゃなくても自ら動くこと、努力すること。それが結果的には、自分を変えることになります。
---北村さんのお薦めスポット、お薦めグッズなど
日本なら北海道の利尻島と礼文島の"うに丼"。バフンウニには赤と白と呼ばれるものがあって、赤は甘味があって、ねっとり。白はとても貴重であっさり旨みがある。その赤と白の混ざったものは、もうサイコー!日本で一番おいしいと思っています。世界なら、フランス・ブルターニュ地方の"ムール貝のワイン蒸し"。ベルギーの地ビールとチョコレート、ワッフルなどもレベルが高いですね。
やっぱり、日本料理は世界で一番おいしいですよ!
取材を終えて…
WWAのコンセプト"夢を持ち、夢を叶える"を考えたのは北村さん。この言葉が生まれた時の夢は叶えられましたか?と尋ねると、「"趣味を仕事"にしてしまったみたいなものなので、そういう意味では叶いました」。そして、今の夢は、生まれ持った冒険心で「全世界192カ国を少しずつ開拓すること」。どんな質問にも明るく、笑顔でスパッと答えてくれた北村さん。先を見通す強さと、どんなことも心の持ち方ひとつで、楽しく乗り越える姿勢が夢を叶える秘訣なのだと実感しました。 |
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2004.4.8up /interview 竹野 忍
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