| ・・水科さんは、エアロビクスのインストラクターでありながら、コーチングやカラーコーディネーター、子育て支援など幅広くご活躍されていますね。
私は、スタジオや講演にいらっしゃる方々や関わる皆さんたちに、もっと楽しんでもらいたい!もっとその人の求めるものに応えたい!良い変化を起こして欲しい!という想いがとても強いんです。加えて、自己探求の上で必要と思うことを学び、周囲の人にも伝え続けてきたら、こうなりました。
・・そのエネルギーはどこから来るのでしょうか?
仕事に対して、そして、物事について何らかの決断をした自分自身やスタッフ、周囲の皆さんに対しての責任があると思うからです。
もともと、「気になる事はやってみよう!」と思う方でした。それに、努力するということが好きだったんです。努力するということは、もちろん失敗も葛藤もあるけれど、それ以上に得られる事も大きいものですからね。
・・仕事と子育てのバランスはどのようにとってこられたのですか?
子育てと仕事の両立について、私はたくさん失敗をしましたし、泣いて悩んでもきました。ただ、その何倍もの幸せと笑顔をもらえたんですね。「バランスを考えてどうするか・・」というよりも、まず自分の感情に素直になってみる。その上で自分の周囲に意識を向け、どう折り合いをつけて行くかということを、精一杯考えながらやってきたように思います。
仕事と育児って、秤(はかり)にかけて、いつも同じ重さで釣り合いをとっているのとは違う気がするんです。ある時は、一対九十九だったり、ある時は五十対五十、三十対七十だったり。極端な話、ゼロ対百なんて事もあるかもしれない。すごく変動的なものだと思うんです。だから、「自分がどうしたいか」ということと、「仮にベストではなくても、自分も含め周囲の皆がベターになるように折り合いをつけるためにはどうすればいいのか」ということを自分で考え、工夫することが大事ではないかと思います。
・・水科さんにとっての両立の秘訣は?
「愉しむこと!」
「自分を持つこと!」
「自分を信じること!」
「感謝すること!」。
いつも、自分や相手の感情を敏感に感じていたいと思っているんです。これを私は「心のひだを震わせる」と言っています。それから、情報に惑わされないこと。最近は情報があふれていますが、それが百パーセント自分達親子に合うとは限りません。必要以上に情報に振り回されず、だけど、ヒントになることは取り入れて楽しもうという姿勢が大事です。そして、失敗したらやり直したり、謝ったり、挽回する努力や工夫も必要だと思います。
・・仕事をしていることに罪悪感を感じるお母さんもいらっしゃいますが・・・
何に対しての罪悪感なんでしょう?何かを犠牲にしている感じなのでしょうか。「仕事をするのは悪いこと」という思いを持って物事を見てしまうと、自分のすることは全て子どもにとって申し訳ないことになってしまいます。けれど、「仕事をするのが必要」なんだと考えたら、周囲の物事はすべて「ありがたいこと」になりますよね。
もし、子どもを犠牲にしている・・と思うのだったら、子どもに「ごめんね」と言うよりも、「ありがとう!」とか「あなたのおかげでお母さんは助かっている」と伝えて、お互いが良い関係になるために工夫をした方が、自分にとっても子どもにとっても、ずっと幸せだと思います。それに、もしいま、何か諦める必要があることがあったとしても、自分で決めたことなら誰も責める必要はないですよね。
・・最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
「自分自身でいられる幸せ」を自ら感じて、その想いを周りの人と分かち合えたら素敵ですね。そのためには自分を大切にして、そして同じように目の前の人も子どもも大切な人であるという、そんな想いをいつも心に感じていきたいですね。
「生まれてきてくれて、ありがとう!」という想いを、自分や子どもや周りの人に、ぜひ伝えてあげてください。
聞き手・鈴木美和
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