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特集「仕事と結婚〜その幸せな関係」


「女性が仕事をしているせいか、最近の若い人は結婚しないわね〜」と、まるで少子高齢化の原因が女性にあるように言われることがあります。いささか腑に落ちない思いがするこの話題。まずは当事者の思いを聞いてみよう!ということで、いわゆる適齢期のパネリストを中心とする座談会を行いました。話し合いは盛り上がり、文章量も多くなってしまいましたが、読者の方もぜひ一緒に考えてみてください。


Location:朱鷺メッセ31階展望室

WWAでは、昨年6月と今年2月の2回にわたって「本音で語ろうトークセッション〜仕事と結婚」を開催しました。両日の参加者数は合計60名。当日は、男性も加え、さまざまな年代・立場の女性がワークショップ形式で自由に意見交換を行いました。

*9月15日(土)13時〜、県央リサーチコア(燕三条駅近く)にて、次回トークセッション風「女性のための創業塾〜不利を有利にかえるコツ〜」を開催します。
お問い合わせはTEL:025-233-5983・WWA事務局まで。
 

本音で語ろう、トークセッション「仕事と結婚」


 
  河合 雅樹さん
新潟県産業労働観光部 新産業企画監
(54歳・既婚・新潟市在住)

片桐 真由美さん (株)ニューズ・ライン ブライダル事業部長 (34歳・既婚・長岡市在住) 三本 さやかさん
(株)リクルート新潟支店 プランナー
(28歳・未婚・加茂市在住)
酒田 暁子さん
(株)新潟放送 報道製作局ディレクター
(33歳・3児の母・新潟市在住)

私たちが考える「仕事と結婚」の幸せな関係

昔は白馬の王子さま、今はハンカチ王子さま

―皆さんにはトークセッションにパネリストとして参加をいただきましたが、ご感想はいかがでしたか。

酒田:いつかは家庭を持ちたいけれど、仕事と両立できるか不安、という独身の方が多かったですね。私自身としては、「子どもがいても仕事の方が楽しい。だけど、そう思うことがちょっと後ろめたい」という人がいたことに、「私とおんなじ!」って共感と安心感を覚えました(笑)。

三本:二十代独身女性の「結婚しなくちゃいけないの?」という発言が印象的でしたよね。私も同じですが、今の独身女性には「結婚は選択だ」という人が多い。結婚すると、やっぱり家事が大変そうだし、まだまだやりたいことがあるしな〜って思います。でも、これはホントに選択の問題で、私も理解ある旦那さんが見つかれば結婚すると思います(笑)。

片桐:当社が発行している月刊誌「新潟Komachi」で毎月、恋愛や結婚について読者アンケートを取っているんですが、以前の調査で四人に一人は「今は結婚に興味はない」と答えていますね。ただ、「将来もずっと結婚しない」という人は12%で、九割の人は「いつかはしたい」と答えています。三本さんが言うように、結婚は選択肢の一つで、その時がきたら選べば良いと思っているみたい。昔より結婚への憧れがなくなっているし、結婚だけが幸せでないことを分かっているのではないかしら。

河合:昔は「白馬の王子」という言葉があったけど、今は「ハンカチ王子」と「ハニカミ王子」だものな(笑)。

女性が職場にいないのはもったいない

河合:僕は現在、県庁で仕事をしているんだけれど、ここは圧倒的に男社会なんだよね。だけど、今の世の中、女性が職場にいないのはもったいない。女性じゃないと出来ないことがあるから。女性を活用できないのは組織にとって損だ。セッションではシングルマザーやバツイチの人も含め、色々な年代・立場の女性たちの生の声を聞くことが出来て刺激になった。行政の立場としては意欲のある女性たちにより活躍してもらえるよう、なんとかしなくちゃと思ったね。

三本:今年の五月二十日の日経新聞に掲載されていたんですが、同社が東証一部上場企業など二千社に調査をした結果、回答企業四百社のうち93%の企業が「仕事と育児の両立支援」を推進するのは経営にプラスになると答えているのだそうです。大企業と地方の企業では状況が違うでしょうけれど、これって、すごい数字ですよね。

河合:誰が回答しているかにもよるけどね。実際に部下が産休・育休を取得している直属の上司に聞いたら数字は下がるんじゃないかな。フリーで仕事している人じゃない大多数の会社勤めの女性には、仕事と育児の両立支援策があるかどうかは自分の努力だけでは解決できない。職場の制度と立ち向かうことになるんだろうね。

酒田:私の場合は立ち向かってない。欲張ってます(笑)。仕事も結婚も育児も全部やりたい。そのためには会社に理解してもらうことが必要。だけど、それは「早く帰らせてください」と甘えるのではなく、できることは頑張るという姿勢をいかに会社に見せるかが大事だと思います。会社を辞めるのは簡単。両立できるか試してから結論を出せば良いと考えています。

 

雪道行くなら先に行こう

三本:リクルートではトップ営業の半分は女性です。女性大活躍(笑)。だけど男性営業の多くは既婚なのに対して、女性の営業はほとんどが独身。トップ営業の女性が産休・育休を取るというのはすごいことなんです。私の職場では、営業ではないですが、いま初めて育休中の人がいます。でも、こうやって働き方の「ロールモデル」が出来てくると、後に続く女性も頑張れるんですよね。

河合:新潟のことわざに「雪道あとから」という言葉があるけど、まさにそれだね。

片桐:私も、うちの会社の社員では二人しかいない「既婚女性」。そのため結婚については悩みましたが、会社と相談して新潟から長岡の支局にデスクを移し、必要なとき本社に出社するスタイルに変更してもらいました。「雪道」の例えで言えば、先頭を歩いているわけですけれど、私がロールモデルとなるかどうかは、後に続く人が出てくるかどうか次第ですよね。

酒田:それと結婚するかどうかは一企業の制度の問題だけではないですよね。女性も昔より収入を増やせる世の中になったので、その収入を夫や子供、家族の生活費に回すのか?と考えれば結婚は遠ざかりますよね。
だけど、結婚して出産もして子育てもして、そのうえ、いざとなれば独身に戻って仕事を頑張るか!という余地があると思えば、先に行くのも、なかなかに楽しいです(笑)。

 

女性と企業、行政がみんなで創る仕事と結婚!

三本:酒田さんのお話は、すごくリアルな意見ですよね。なのに、政治家の人たちは「女性が働くことで家庭が崩壊する」などと言って、「子づくりと育児に貢献してくれれば、たくさんお金をあげましょう」的な施策を打ち出したりする。このギャップがすごく大きいために、国も具現性のある解決策が見いだせないんじゃないかしら。

酒田:そうそう。お金の問題じゃないんですよね。以前に比べて女性が仕事をしやすい環境になったとはいえ、一度辞めたら元の立場に戻りにくいのは変わらない。女性の側にも努力は必要だけど、意欲と能力のある人が仕事に戻れる場所がまだまだ未開拓ですよね。

片桐:それと、正社員、非正社員という立場の違いを必要以上に意識せず、その時々で働き方を選んでいくことができれば結果的に「ワークシェアリング」や「ワークライフバランス」に繋がるのではないでしょうか。企業の側も、管理部門以外の仕事を細分化していけば、より柔軟な働き方や働き場所の提供ができるのではないかと思います。

酒田:家族がいるから仕事を頑張れるのも、事実ですしね。家族や会社を巻き込んで、いかに両立できるか、いかに自分が楽しく頑張れる状況を作っていくか、自分と周囲を変えていくことが秘訣だろうと思います。

片桐:生きるために仕事をしているけれど、仕事をするために生きているわけじゃない。仕事を頑張るのはもっと幸せになるため。仕事も結婚も幸せになるためにするもの。大変なこともあるけれど「結婚って良いよ」と若い人たちに伝えていきたいですね。

河合:そうだよな〜。女性には諦めないで、わがままを言っていってほしいね。今あるものが全てではなく、いつかは変わっていくのだから、自分が諦めないことが大切だよね。僕の立場としては、職場内保育のためのNPO支援など、自社だけでは環境整備が難しい県内の中小企業が取り組みやすいビジネスモデルや制度を作っていくことが使命かなとヒントをもらった。働く女性自身のロールモデルに加えて、企業としてのロールモデルを作っていきたいね。

―行政のそういった姿勢がわかると、女性もまた頑張れますね。今日は本当にありがとうございました。

 

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「Komachi Wedding(こまちウエディング)」は、若い女性に人気のタウン情報誌「Komachi」が作った新潟のブライダル情報誌です。誌面には、新潟県内の先輩カップルの実例紹介が盛りだくさん。結婚式当日の様子はもちろん、晴れの日に至るまでの準備や流れ、気になるお金のことや県内の主要会場の特徴など、知りたいことが手に取るようにわかります。
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■発行所:(株)ニューズ・ライン
 TEL:025-280-1010


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