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第5回:「時間ごまかし術!」
「菊野さんって、いつも走ってますよね〜」子供の送り迎えの際、確かに私は走っている。家族にも、「もっと余裕を持って行動すればいいのに」と言われるが、そんな余裕はない。「母は、横の時間軸で動かないとね」。先輩ママがそう教えてくれたように、仕事をしながらも、帰宅後の育児や家事のことを考え、どうすれば効率よく物事を済ませられるかを常に考えている。ダラダラしたりぼーっとしたりする時間は限りなく削られて、同時にあれもこれもこなそうとする。だから紅茶をポットに入れたまま出かけてしまうのも、よくあること。無駄に残業はしなくなったけれど、それでも予定通りに仕事が終わるなんてことは、まずない。「ママ、今日は約束の時間に帰ってきてね。いつも30分は遅刻するんだから〜」。少しでも早く帰ろうとの思いから『希望』帰宅予定時刻を子供に伝えて仕事に出かけるが、守れたためしがない。先日も「今日は、絶対に絶対に守ってね!」約束したのに、その時間を20分過ぎてしまった。そこで、腕時計の針を動かしてごまかすことに。「ママ、遅〜い」と言う娘に、「えー、見てよ。ママの時計では1分前だよ」「えー。時計、壊れてるんじゃない?」「・・・」春から、次女も小学生。さすがに、もうこの手は使えない。
菊野麻子・・・フリーアナウンサー。プライベートでは2児の母。
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