7月27日(金)19時から「お仕事帰りの勉強会~発達障がいと仕事」を行いました。
講師は「新潟市発達障がい支援センターJOIN」センター長の宮島さんと「新潟市障がい者就業支援センターこあサポート」センター長の樋口さんです。

今日の主題は、まずは「発達障がいについて正しく知ること」でしたので、その点について宮島さんから丁寧に教えて頂いたのですが、いちばんのポイントは当事者のひとの感じ方、認知の仕方などを“身を持って体験してみる”ことでした。

宮島さんからは“自分だけ周りの状況がわからないと、どんなふうな思いがするか“という模擬体験や、“頭の中で歌を歌いながら利き手とは反対の手で話を聞きながらメモを取る”といった模擬体験を通じて発達障がい当事者の“混乱”や“不安”、“諦め”といった感情を経験させて頂きました。

たしかに「自分だけ状況がわからない」とか「どうして良いかわからない」といった環境に置かれると、混乱したり不安になって「自分はダメだ」という気持ちから鬱症状などになりそうです。
でも、一人ひとり異なる特性(苦手なことと言ったら良いのでしょうか)に合わせて周囲の環境を整えたり、伝え方聴き方の工夫をすることで、職場の中で活躍することもできるのだそうです。。

そのための大前提は「本人の希望や意志を尊重する」ことで、周囲が困っているからではなく、「本人がどうなりたいか」がスタートで、物事の選択権や拒否権は本人にあることを保障する(障がいがある人として接するのではなく尊厳ある個人として接するということでしょうか)、説得するのではなくメリットとデメリットを伝え、想定される結果の予測も伝えることだそうです。

宮島さんからは他にも沢山のことを教えて頂きましたが、最終的には「障がい」ではなく「多様性」の一つとして認識することが、本人にとっても職場や社会にとっても意味のある糸口になるようです。

その後、宮島さんから樋口さんにバトンが渡り、職場の中でどのような困りごとがあり、それに対して、本人ならびに職場と支援機関が連携して改善に結びつけていくことができるかなど、具体的な事例を通じて教えて頂きました。

最後に質疑応答の時間を設けましたが、今回は職場の中で発達障がい(あるいは疑いあり)の部下を抱えている上司の立場の人が多かったので、具体的にどうしたら良いかといったリアルな質問がほとんどでした。

WWAでは「発達障がいと仕事」第二弾として、次回は「就業支援」に焦点を当てた勉強会を行いたいと思います。
詳細が決まりましたらご案内をいたします。
よろしくお願いいたします。