6月27日、(公財)新潟県女性財団「女と男フェスティバル」の参加ワークショップとして、働く親向けのセミナーを行いました。
タイトルは「Withコロナ時代の働く親と子のコミュニケーション」、講師はNPO法人ハートフルコミュニケーション認定コーチの土田陽子さんです。
「働く親と子のコミュニケーション」は三条市の委託事業として一昨年まで5年間行ってきましたが、毎年、参加者さんにとても好評で、子どもの年齢問わず得ることが沢山ある講座です。
講座で目指すゴールは「子どもの幸せな自立」です。
そのために親がまずすることは、「子どもの安心感を作り、子どもが親に愛されているとわかるようにすること」
親が親の都合で指示命令したり、子どものことを心配しすぎて、あれだめこれだめと子どもの自由を奪ったり、否定や不信の視線を向けてたら、子どもは安心ができないし、自己肯定感も持てません(たしかに、そうかもしれません)
それでは、親は子どもに対してどうすれば良いのでしょう。
一つには、親にとって望ましくないこと、親の期待ラインに沿ってないことに焦点をあて、「だめじゃない」、「できてないじゃない」と発言をするのは控え、子どもが自分でやれたこと、できたことを、しっかりとらえ、「できたね」「やってるね」と言葉に出してあげること。
(娘が子どものころから、「そうでないでしょ」とダメ出しをしてきた我が身を今更ながらに振り返ります)
そして、子どもが自分の望むものを自分の力で手に入れる力を身につけるため、子どもの成長過程に応じて、親は子どもに「任せる」ことを意識する。
とは言え、任せることと放任すること、見放すことは大違い。任せるためには親にも準備や努力が要りますね。
そして、講座のクロージングは「子どもの成長に応じた距離感」です。
子どもを思う親心のあまり、指示や命令をしてみたり、子どもより親が不安に駆られて先回りしてみたり・・。
そんなふうに親が子どもに対して振舞っていると、子どもは親にエネルギーが奪われて、自分のやりたいことに向き合うエネルギーが残らないそうです。
つまるところ、「子どもの幸せな自立」のために親がするべきことは、
・子どもを信じて見守る(親は腹をくくる)
・子どもの力や出来ていることを承認する
・親が幸せに生きる(親が自分自身のことを承認するってことかな)
土田さんの講座を(裏方しながら)受講するのは今年で7年目か8年目になりますが、何度受けても、我が身のことを反省します。
裏方の私は”不安心配型”の親なので、まずは「子どもが自分で心配してないことを親が勝手に心配する」ことだけは止めるよう心したいと思います。
今回も沢山の学びを頂きました。土田さん、裏方を務めてくれたママチームの皆さん、ご参加くださった皆さま、昨日はありがとうございました。