「起業道場基礎編第2回:起業とは?さいしょの一歩」
6月24日(日)13時30分~16時30分 (会場:新潟市万代島ビル11階NICOプラザ会議室)
「起業道場基礎編:起業とは?さいしょの一歩」
第2 回: テーマ「起業時のお金、広告宣伝」
講師:捧みちる(捧会計事務所 代表税理士)
中村節子(PaceDesign代表 グラフィックデザイナー)
・起業とお金、自分で売り上げを創るということ
・起業時の広告宣伝の基本
・ゲストトーク:榎園早苗さん(足育コミュニティサロンいこって足いく 代表 *27年度「起業道場」修了生)
起業時のお金、広告宣伝
基礎編の二回目は起業をスタートするのに欠かせない「お金」のことと、スタートしたあとお客様に来て頂くために欠かせない「広告宣伝」について取り上げました。
最初に「お金」担当の捧講師からは、女性が起業するにあたって知っておくべきこととして下記のような話がありました。
・起業したら会社員も主婦も個人事業主になること、事業主になるということは自分で売り上げを創り、稼ぐことができること。
・その一方で主婦が起業する場合には「社会保険の扶養」と「税金の扶養」に注意をする必要があり、会社員の場合は退職後の住民税の負担がかなり大きいことを知っておく必要がある。
・売り上げ=年商を指し、そこから経費を引いた年間の利益=年収と言い、これが会社員の場合の給料に相当する。
そこから社会保険や税金を支払って残ったものが生活費などに使える金額である。
・そのため、起業するにあたっては、現在の生活水準を維持する為には月間最低いくらの利益が必要なのか、必要な生活費を把握することが欠かせない。
・具体的な起業準備として最初にすることは①家計用と事業用の二つの財布を用意する、②事業用の専用口座を作る、③税務署や県税事務所など必要な役所に開業届けを出す(*但し、創業補助金などを受けたい場合は届けを出す時期に注意が必要)
・起業に必要な資金は設備資金と運転資金、当面の生活費。資金調達の方法としては、自己資金、他人資金(家族からの借り入れ、公的融資、民間融資)、助成金活用の3種類がある。それぞれ注意するべき点があるので事前にしっかり確認をすること。
以上のような説明のあと、(公財)にいがた産業創造機構でも各種支援制度があることを紹介しました。