三条市働く親と子のコミュニケーション講座
~働きながら、子どもの可能性を伸ばすコーチング~

日 時:平成28年9月3日(土)13時30分~15時30分

会 場:三条市男女共同参画センター(三条ものづくり学校内)
(三条市桜木町12-38)

参加者:幼児〜小学校低学年の子どもを持つ保護者17名(うち男性1名)

参加費:無料
託 児:定員10名のところ9名利用

講 師:土田陽子さん 特定非営利活動法人ハートフルコミュニケーション理事
「男女共同参画」や「ワークライフバランス」、「女性の活躍促進」などを考える際、働く人にとって大きな課題となるのが「子育てと仕事との両立」です。
特に、小学校低学年頃までの幼児期は、子どもの心を育てるために大事な時期と言われることが多いため、働きながら育児をしている親のなかには不安や迷いを持つ人が少なくありません。
また、この時期の子育てにおいては、学校や社会から子どもの自立心を育てることを求められ、親自身も子どもに対して「自立」を期待することが多いため、期待と現実のギャップに苦しみ、虐待などの望ましくない行動に結びついてしまうこともあります。
これらの現状を鑑みて、幼児〜学童期(小学校低学年)の子どもを持つ三条市内に在住している保護者を対象に、働きながら日常生活の中で無理なくできる子どもとのコミュニケーションと、子どもの自立心を育てる関わり方、両立の進め方を考えるワークショップを開催しました。

講座内容:
第一部:子どもの可能性を伸ばす家庭でできるコーチング
第二部:短い時間でできる、子どもとのコミュニケーションのポイント
第三部:両立のための工夫について

第一部では、親が子どものコーチになるということはどういうことか、基本的な説明がありました。成人を対象としたビジネスコーチングにおける目標は「モチベーションのアップ」と「自己解決力の向上」ですが、家庭において親が目指すべきものは「子どもの幸せな自立」です。
そのためには最も身近な大人である親がコーチとなって、子どもの可能性を引き出し、伸ばすことが重要であり、それはポイントさえ押さえれば難しいことではないということでした。

第二部では「子どもに教えたい3つの力」として、親から子どもへコミュニケーションを通して、「愛すること」「責任」「人の役に立つ喜び」の3つを伝える方法を学びました。
一番目の「愛すること」は「子どもの自己肯定感を伸ばすコミュニケーション」。プラスの言葉を増やす「言葉がけ」と、子どもが聞いてもらったと思う「聴き方」の2点について、参加者が二人一組で互いに親役と子ども役になり、実技で練習を行いました。

二番目の「責任」は「子どもの対応力を伸ばすコミュニケーション」。お手伝いなどを通して、子どもに「任せること」で「子ども自身が考え」、「行動し」、うまくいった場合には「自信とやる気」、うまくいかなかった場合にも「問題解決力」を引き出します。
ただし、任せるためには親の側にも心がけが必要で、親が手出しをしなくても大丈夫な内容を選択したうえで、①任せる内容を子どもに伝え、②環境を整えること、やる気を引き出す言葉かけという二つの働きかけを行い、③信じて見守る、以上の3点が大事だということでした。

三番目の「人の役に立つ喜び」は「良好な人間関係を築く力」。誰かのために力を貸そうと子ども自身が思えるようになることです。
そのために親が心がけることは「えらいね、よくできたね」といった評価に繋がる「Youメッセージ」ではなく「ありがとう、うれしい」など感謝を示す「Iメッセージ」で子どもに気持ちを伝えることだそうです。

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第三部では、参加者が全員「働きながら子育てをしている親」であることから、「仕事と育児の両立のために工夫していること」をテーマに話し合いを行いました。各グループから発表された意見を書きだしたホワイトボードには沢山の意見が並び、参加者全員が自分の問題として真摯に考えたことがよくわかる結果となりました。